これまでの大学生活。そして今。

ここ数日は、自分自身に、今までにない変化が起きています。


ずっとずっと、「怖れ」と「不安」を感じながら生きてきました。


16歳で、ひとりで家を出て、そのまま家に帰らないまま、ひとりで東京に来た。

16歳になるまでにできた、自分の中の闇を抱えながら、東京で生きてきました。


ひとりでは今日まで生きてこられなかった。

東京で出会った人たちに、たくさんたくさん支えられてきた。


私は両親にではなく、出会った人たちに支えられてきた。


もちろん両親も支えてくれたけれど、私の心は16になる前からずっと、別の場所でふらふらとさまよってた。



親に会いたくても会えない。

一緒にいるのに、心が通うことが一ミリもない。


大好きな母と別れなければいけなかった時、

家族の平安のために、私が家を出ることになった時、


私には愛する人も、愛してくれる人もおらず、ひとりぼっちだと思った。


世界で一番愛するものと一緒にいられず、

家族からも排除される。



家を出た後、本当に悶え苦しんだ。


悲しみと苦しみが、こんなに人の胸を苦しめるんだと思った。

声も出ず、呼吸さえ止まりそうだった。



私はいつも、親戚中の厄介の元だった。

母以外の間ではたらい回しだった。



そんな悲しみを癒すのに、4年かかった。


大学生活の9割を、自分の痛みと共に過ごした。



完全に癒されるのはまだまだ先。


でも私は今、心から笑える。


これまでの20年間より、家族を愛したいと思っている。



私は家族以外の場所で、家族からもらうはずだったものを得てきた。



そして母が今日、


「ハルちゃんは一人で孤独と戦ってきたんだね。

私の知らないところで、いろんな人と縁して支えてきてもらったんだね。

ハルちゃんのその、向き合う強さを私は認めるよ。

よくやったね。」


と言ってくれた。



母は、見えないところにいた私を見てくれた。



私は、一人じゃないと思える。


目に見えないものの存在が私を見守っていて、この世で一番大切な母が私を見守ってくれてるから。




私の心は癒えていく。


そしてほんとうに求めるものを手にする。



それをハッキリと感じる数日。


生きる喜びを少しずつ手にしています。


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